ダイスに翻弄される?怖いよね

ダイスに翻弄される?怖いよね

たとえダイスでPLを翻弄することがメインじゃないゲームだったとしても、
TRPGをやっているとある程度消えないものです…!!
土曜日は央華封神、悪太郎氏GM。仙人は悪い「人」を責められないだろうか?の巻。
日曜日はウォーハンマー、ましゅまろまん氏GM。完全にアーマードコアの流れしか思い浮かばねえの巻。

ダイスに翻弄される?怖いよね

 

央華、
同じキャラメンツでだいぶん長く冒険してきましたが
前回とうとう封神大戦の著名人、十天君が一人・姚天君の人界復活を阻止するといった大事に首を突っ込み始めるレベルに成長してきました。

 

 

今回、師匠から調べるように命じられたのは、
「侠」のもとに集まったらしい武術家集団の住む村。

 

……もちろん、
仙人が歩く時代には、どちらも新しすぎる概念です。
三国志の時代に進まないと……というくらいには、「人だけの世」が安定して初めて言語化されるような。
「侠」だけでなく、「武術」からして未来技術です。

 

 

「健全な時の流れ」を知る師匠がたからしてみれば、
人だけの才でこれができているなら喜ばしいけれど、
やっぱりどうしても「裏に何かあるのでは」と疑ってしまうところ。
もし、人に不相応な技術を邪仙が提供していたら……

 

 

というわけでうかがった先では、

 

 

もと盗賊だったPCの一人の盗賊仲間さんが、
食い詰めた末にたまたま怪物に略奪されている村を救う戦いをした(あと食べ物をもらう前に死んだ)ことに端を欲する
武術集団が確かに出来上がっており(創立してから50年近くたってはいる)、
これが最初に助けられた村を中心に、六ヶ村ほどの地域の治安向上に役立っている。(そのとき亡くなった盗賊のお姉さんは、祭られて門神になっており、仙人の我々はコンタクトをとれる)

 

頭目は落ち着いた壮年の男性であり、妖魔にうち滅ぼされた邑の王娘らしい女性と再婚している。
その下に四天王と呼ばれる高弟がつき、
奥義を託されたのではと目される弟子が、頭目の娘とちょっといい仲なれど、この時代に「成り上がった」身分ならば当然婚姻は政治交渉の一つ。二人の仲はちょっと許されそうにない…。
さて、この集団の跡目は誰が継ぐのでしょう、という部分が少しきな臭い。

 

という以外には邪仙の邪の字も見当たらない
至って「人間の」作った社会の範疇を出ない。
直近の邑の信頼は厚く、医術を心得るその王とも懇意で、王娘は武術集団の城下でなにか仕事をしてさえいる。

 

ただ少し、このところ野犬の害が増えている……といったところ。
これが、エサ不足というわけでもないのに人の住むところまで下りてきているようなのですが……。

 

 

 

しばらくNPCとお話をしたのち、特に何もなさそうなので師匠に報告したところ、じゃあ帰ってこいとのこと。
たとえ少し荒れそうでも、「人間界のこと」からでない範囲の話であれば、むやみに手を出すべきではない、というのも師匠クラスの良く言うところです。

 

 

仰せの通りにその地を離れ、それから一年。

 

武術頭目は重い病にかかり、その死からの代替わりが急がれる中、
愛弟子ではなく、四天王の一人で一番家柄のいい男性と、頭目の娘の結婚が決まっておりました。

 

しかし、その式の準備のさなかに、
また別の四天王の一人が、城外で何者かに殺害されるという事件が起こり、
折の悪さから、結婚式は一時中断になる、という事態が、くだんの村で起こります。

 

なんでもこの殺害痕が、「野犬をずっと上回る大きさのの何かにかみ殺された」様子。

 

その後も多量の野犬の害は増えており、
我々の見ている前でも、門神の守る結界に突撃する犬、
それを陽動に、手薄になったところから侵入する隻腕盲目の人狼、
と被害は拡大するばかり……

 

人狼?
古代中国で人身狗頭の怪物というと、
これは野狗子です。
「人としての精神性を伴わないまま超常能力だけ高まっていくと獣の姿になっていく」タイプの
中国ではそこそこよく見る流れで出来る怪物で、

 

西洋でいうならグールの強いやつ、
ざっくりいうと「中の上級アンデッド」というところ。
……恨みに殺意を持った死体が変じるものですが、

 

すると、この怪物はもとは人間。
四天王の一角を食い殺したのもこいつでしょう。
なにか、この国か、四天王に恨みを持ち、その結婚を好まない誰かなのだ推察されますが……。
加えて、どうもアンデッドと呼ぶにも、いやに生気に満ちており、どうも単純な野狗子ではなさそう。

 

 

侵入した人狼は、
結婚式場予定の施設に、何者かにつぶされた眼に難儀しながらも走って向かい、
登場した、これまた別の四天王の一人とほんの一合こぶしを合わせ、
なんと発勁を伴った体術で彼を打ち倒してしまいます…が、
差し止めることに間に合ったPCを見て、ひとまずは退散。

 

 

何とか一命をとりとめた四天王の一人に聞けば、

 

「当主の娘と結婚する予定の四天王筆頭が、かつて奥義を教えられたのではないかと言われていた師の愛弟子を”婚約相手に乱暴を働いた”かどで腕と目を落とし追放した、我々もそれを手伝った」とのこと。
愛弟子と娘さんが秘めた恋仲だったことを教えると、そんなことはつゆも知らず、
筆頭に言われるがまま信じ込んで恐ろしいことをしてしまった、と彼は後悔します。
そして、
筆頭が欲しいのは跡目でも娘さんでも、はたまた奥義でもなく、
「頭目が旅のさなかに見つけた、武術の流れとは関係ない”秘宝のありか”」を記した文書なのではないか、とも。

 

 

 

「かつての恋人を探しに行かせないため」といった建前で軟禁されているお嬢さんの証言も得られ、
四天王筆頭の卑劣な姦計がこの事態を呼んだのだと詰問してみても、
「家柄を保つための結婚に、経歴の傷は禁物であり、それを汚す行いに手を染め、今でもなおそちらに走らんとする娘さんの軽挙が招いた事態だ」とのたまうばかり。
時代背景を考えればそれはもちろん当然ですが、

 

彼女が責められるべきであるとして、それは貴様のような卑劣奸の罪を減ずることには断じてならない…!

 

とはいえ我々は仙人。
人の世のことにむやみに口出しすべきではなく、
むしろ迫りくる妖怪の脅威から
この奸物を守らなければならない立場。

 

 

たどり着いてきた野狗子に、やはりどうしても刃を向けたところで、
PCたちは彼の胸元、心臓の上あたりに、犬と人の形代を針で貫いたような呪具が刺さっているのを見つけます。

 

 

知識判定に成功したPCはあれがなんであるか理解します。
「人を、生きたまま野狗子に変じさせる邪仙宝」だそうです。
すると、
あれを何とかしたら、もしかしたら彼を元に戻せるだろうか?

 

しかし、
元に戻したところでどうする?
政治的には結婚の先は変えられず、駆け落ちでもさせようものなら、むしろこの村の先行きに不安を残すでしょう。
どちらにしろ、四天王の筆頭に対して我々ができることは何かあるのか?

 

 

もちろん、
「良い事をして徳をためる」ために、
この懊悩は必要かもしれませんが、

 

それは今じゃない。

 

というわけで、現れた眷属であるっぽい野犬の群れを全体攻撃で撃退し、彼の胸にある邪仙宝を……

 

あ、全体攻撃のダメージダイス2…1点残った。はい。

 

狗に代わっても愛しい彼のもとに駆け寄った娘さんを安全なところに引きはがし、
多数の敵の猛攻に耐え、
今度こそ全体攻撃で……
あ、ダメージダイス2……(HPゲージが単体に複数あるゲームであり、”一本でも削り切ったら”倒せるが、削り切る威力がないとほかの残っているHPゲージにダメージを割り振られて生き残られてしまう)
1点残った。はい。

 

とはいえ、
ここで先手を取る術のために1ターン目に行動不能になっていた風水・禁呪仙の禁術符が、野狗子変化の術を(GMの1ゾロのおかげで)うちやぶります。
変化が解け、(死者無しで)逃げ帰る敵勢。
と同時に、
何者かが空間を操る術で、人の姿に戻った愛弟子さんをさらいます……!
なんと「時間を止めて相手の行動を阻害する」”停時幡”すら効かず!どうも相手は師匠クラスのようです……

 

これ以上のケアをこの邑にしていいかどうかも難しいものの、
これだけのことが露見した中、恋人の有様を目の当たりにして、
憎い婚約者に対して、ただ泣いてなどいられないと強い意志を持った娘さんに希望を見出して、
次回に続く。

 

 

 

……
央華の判定システムで一つ特徴的なのが、
「一体多の対抗判定」。
このゲームでは、
たとえ一人側のものが起こす行動が一つだけだとしても(範囲攻撃一回、など)
相手の人数回ダイスを振り、各々と対抗判定をします。

 

そのシステムがダメージダイスにまで及ぶかどうかわからず、
これは一回でいいか、としてしまったために起きたのが今回の悔しみあふれる不殺撃退でしたが、

 

この央華のシステムが、「判定の結果をできるだけ期待値に近づける」ためにあるんだというのを肌で感じました。

 

 

敵が16体いて、
3/4で命中して、ダメージ次第で3/4の確率で即死させられる範囲攻撃を撃つとき、

 

攻出目高:防出目高(命中)
攻出目高:防出目低(命中)
攻出目低:防出目高(回避)
攻出目低:防出目低(命中)

 

×4 

 

で、あたった相手に、
12回ダメージダイスふって大体9体倒せる。

 

 

これが、
攻判定が1回だと、
攻出目高:防出目いくつでも命中

 

とか、

 

攻出目低:防出目次第で半分くらいよける

 

とかになると
ばくち性が強くなり、ブレ幅が大きくなる。

 

どちらのゲームバランスを好むかという問題かもしれませんが、

 

ゲームデザインとして「2D6ゲーなのに、期待値をより顕著に現象させようとしている」というこのつくりを
特徴として捉えて、もっと大事にしてみてもいいんじゃないだろうか。

 

 

 

 

 

しかし出目の不遇さではこちらもも負けていません
ウォーハンマーのシビアな戦闘において
60%ほどの3連射撃を2発外したのち
60%弱の恐怖判定に成功できずその後3ターンピクリとも動かないまま
敵攻撃を散らす的にだけはなれてたかもしれない、歌って踊れる猛者上がりの小作人がこちらになります。

 

 

ことの発端は
ある密輸商人の高額の売買品がグリーンスキンどもに奪われた、取り返してくれという依頼から。

 

なくした道はスターランドルート。
いまは商売できなかった関係でスカンピン。
だから前金は見せ金もできないが、その代わり、見つかった品物の売値の半額をやるし、現地でヤツらがほかに簒奪しているものがあったらPCたちのものにしていい。

 

 

……我々は、
今現在その正体を隠して人の間で貴族として活躍する、バンパイア伯の一人と長く敵対しており、

 

吸血鬼の本山はスターランド東部で……

 

 

 

 

「騙して悪いが、これも仕事なんでな」の流れがすぐに頭をよぎります。

 

見せ金もなく我々を誘おうとは…とは思いつつ、もしかしたら依頼人は「我々を誘い出せ」と言われることさえなく、
何も知らされていないながら掌で踊らされているまであるかも、といった考えもありますし、
なにより、
「もし依頼が本当ならそこそこの稼ぎだし」
「もし敵のワナなら……我々を”冒険”に誘う彼の手腕に感服するし(嗜好を理解してもらってることになりますな)」
というこちら側の都合も相まって、

 

もう行ってみよう!という感じに。

 

 

案の定というか、
宿に使うはずのペンションは謎の無人状態、
見張りの最中に依頼人は姿を消し、
追跡を重ねると、おそらく未発見に近しい、何らかの邪神の神殿が山の茂みの中におっ建っているのを発見します。

 

 

その入り口には、20体近いオークの足跡!

 

警戒したりしなかったりしながら中を調べるべしと入ってみれば、
ここに集ったオークのほぼすべてが内部で惨殺されており、

 

奥の小部屋から、「ひゅんひゅんひゅん」と謎の音。
そちらの部屋を見てみると、
「なにか」が明り取りの天窓からにげだしたようであり……。

 

 

このしんでん、明り取りのための天窓はあちこちにあり、
逃げていった「なにか」に、いつ奇襲されてもおかしくありません…!

 

一通り調べ終わったところで、吸血鬼の眷属が登場。
当初はオークを利用しようと思っていたところ、
近くに思いのほか規模の大きい邪神殿があり、
悪魔を呼ぶのに必要な施設が残っていたので、
急きょ予定を変えて、ここで邪精霊の償還のためにオークの血を消費することを決定。

 

中空高く浮かび、自分の属性に即した魔法を延々売ってくる強敵・邪精霊に対し、
射撃能力に少々乏しいPCたちは、
その中でも遠距離射撃が今、そこそこうまい私のPCをどのように中心に据えて戦う…べきなのですが、

 

 

「”突風”の魔法。範囲内の人は移動するとき筋力判定してね」
「あっ失敗」
「魔法使ったときと怪物見たときの恐怖判定忘れてた。今振って」
「あっ失敗(風の中で動けない)(ウォーハンマーメモ部冒頭へ)」

 

 

 

考えてみれば
中盤の情報収取も、
88%の”捜索”に複数回失敗したり成功度が低いという流れあったし、
クリティカルヒット受けて生死判定振るときだけ逆にえらい出目が低かったし(行為判定は下方ロール、クリティカル表は上方ほど生き残りやすい)
まじでほんとに今回は何もできなかったカンジあるけど、
そんな中これだけの目にあってもこれで運命点使わずに生き残ったのは逆にすごい気もする……。

 

まあ、
普段魔法使わない(自分はともかく親族に暴走表の結果が行くときあるから)魔法使いに魔力4くらい必要な魔術連発していただくなどのご迷惑はおかけしつつ、

 

厄は落とした。
これより落ちることはそうそうないでしょう(慢心)!

 

 

しかし時々再確認するけど、
ダイス怖いっすねー。ふふーむ。

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